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【 陽の樹の家 】工事日記 2021/12/24~

「 陽の樹の家 」
大きな樹の下で木漏れ陽を感じながら過ごすように。
大きな樹の下の木陰で友達と集まって語らうように。
キラキラ輝く陽の光と
サラサラ吹く心地好い風
それらを感じながら、ゆるりと生活できる。
そんな大きな樹のような家となるように 誠意取り組んでいきます。

外観は1階部分を焼き板・2階部分にカラーモルタル塗りを選ばれ、
落ち着きがあり隣に建つご実家とも調和の取れた外観となりました。


伸び伸びとした空間になります。
以降は工事日記です。上が最新ですので、下から上へご覧下さい。▼ ページ下へ

間が空いてしまいましたが、陽の樹の家が無事に竣工しました!
施工事例に詳細をUPしていますので、ぜひご覧ください。
施主様はすでにご入居され、新生活を始められています。
これからも末永いお付き合いをよろしくお願いします。

外構も引渡しに向けてラストスパートです^^

コロナの影響等で設備機器は契約後すぐに発注していたので、
問題なく揃っています。

仕上は刷毛引き仕上とし、防滑性を高めています。
土間コンの場合、鏝押え仕上か刷毛引き仕上が多いですが、
スロープのような勾配がきつい場所では、
刷毛引き仕上をお勧めしています。
多少埃等が溜まり易いですが、防滑性は抜群に良いので
雨の日でも安全に昇降出来ます。

水道メーターや排水桝等の配管を立ち上げ、砕石を敷設転圧しています。

内部は磨き仕上で、埃等の掃除をしやすくしています。
因みに玄関土間もポーチも同じ御影石ですが、
日向と影で色合いが違って見えています。

内外で目地通りや石とスロープのモルタル仕上との
切り替え位置等を検討し割付しています。
ポーチは多少凸凹があるジェットバーナー仕上を採用し、
雨天時の防滑性を高めています。


弊社では建具も0から製作してもらっています。
「国包建具」という由緒あるもので、一説では
文政年間(1825年頃)発祥の建具です。
詳しくは弊社が建具製作を依頼している
高橋建具製作所さんのページをご覧下さい。
→ こちらからどうぞ^^


細かく調整して下地の寸法を決めています。
階段の反対側はスロープになります。


1階部分は外部足場に干渉する為、外部足場解体後となりました。

天気もなんとか持ち、順調に予定通りの工程で進んでいます^^
外部工事に忘れ物(工事)が無いかを要確認し、待ち遠しい瞬間です。

陽の樹の家では、タカラスタンダードさんのキッチンを選択されています。
施工後はすぐにマルッと養生してしまうので、
養生を上げるまで楽しみにしておいて下さい^^

近年ではLow-E複層ガラスや樹脂サッシ等開口部周りの性能が上がり、
夏場の日差しが部屋に入っても昔ほど室温に影響は無いですが、
やはり夏季の日射は庇やスダレ等で外部で遮り、
冬季の日照は室内に取り入れる事が基本的だと考えています。


塗料はOSMOのウッドステインプロテクターで、
色はバークグレーを選択されています^^
外装でも内装でも、仕上材の提案はいつも悩みますねー!

塗り壁は日光が当たった時の表情が柔らかくなり、
部屋全体に日光を拡散させ明るくなります。
また左官壁は消臭効果等も期待出来る、身体に良い天然素材です。
少し値は張りますが、弊社としてはとてもお勧めの材料です。

和室は鏝波(こてなみ)仕上、LDKはローラー仕上とし、
塗り壁の表情の違いを楽しめるように別の仕上方法を採用されています。

下地の状態から一気に仕上げになるので部屋の印象がガラっと変わりますね^^
写真は寝室です。
一部の壁でクロスを切り替えてアクセントクロスを採用されています。

外壁の南側から塗り出したので、日照の影響もあり南側は
先に渇いて本来の白い色になっています。
北側は塗りたてでしたので、比較するとちょっと黄色味がかっています。
明日明後日で乾かし、明々後日には軒天・破風・鼻隠の
塗装色を決めていきます。

下地処理を丁寧にしてもらっているのを確認しているので、
仕上張りも安心して見ていられます。
仕上がりを見ると不陸もなく綺麗に張ってくれています^^

2階外壁の左官仕上状況です。
弊社では鏝(こて)仕上ではなく、引き摺り仕上を採用しています。
鏝押さえだと、地震等で入るヒビ割れに埃等の汚れが溜まり目立ちやすくなるので、ヒビ割れが分かり難く、日光が当たった時に柔らかな表情になる引き摺り仕上を採用しています。
因みにヒビ割れは経年・地震等の影響により入るものですが、モルタルの下には防水紙をキッチリ張ってあるので漏水の心配はありません。

周囲の部材にモルタルが付かないようにキッチリ養生してくれています。
いよいよ明日は仕上の左官工事です。

クロス屋さんが天井のパテ処理を行っています。
ヘラで押え、下地に不陸(凸凹)が無い様に綺麗に処理してくれています。

いよいよ各仕上作業に入っていきます!
今日からはクロス屋さんが入り、パテ処理2回目を施工しています。

工程通り大工工事が完了しました!
弊社では家具も大工に作ってもらっています。
造作家具に主に使用する板は柳杉の集成材です。
写真はウォークインクロゼットの収納です。
ハンガーパイプも後日取り付け、大容量の収納になります。

巾木(壁と床の取合い部分)や廻り縁(壁と天井の取合い部分)を
必要箇所に取付けています。
設備機器等が設置される所は、設備機器設置後に巾木や廻り縁を取り付けます。
来週からは造作家具工事も開始です^^

こちらには照明のスイッチやインターフォンの親機・浴槽の
リモコン等が入ります。

壁下地の石膏ボードの継ぎ目・ボードを留付けたビス頭等にパテ処理をしています。

1回目に入れるパテは耐震パテです。
耐震パテを入れたら絶対に割れない!…事はないですが
普通のパテよりも割れは格段に減ります。
少し凹ませて(塗り込んで)1回目のパテ処理を行い、
2回・3回とパテを重ねて平滑に仕上げ、最後にクロス貼りとなります。
クロスのような薄い仕上げ材は下地の状態をモロに拾うので、
綺麗に仕上げるなら下地の処理から大事な工事になります。

2階のウォークインクロゼットの壁が張られました。
弊社では収納系統の部屋は、壁を杉板で仕上げています。
木材全般には(特に杉や桧等の針葉樹)湿度調整、抗菌作用があります。
空気の流れが悪くなりがちな収納部屋に杉板を使用する事で、カビ等を抑制します。
24時間換気の排気口を収納内に設けたりスノコを併用して、空気が流れる箇所を作るのも有効です。
↑こちらは弊社の木材仕入先の1つである、氷上町の「おぎもく」さんが行った実験結果です。
瓶の中にパンを入れ、カビの発生具合を比較したもので、パンのみ・パン+針葉樹の木片・パン+広葉樹の木片のパターンがあります。
広葉樹(ナラとサクラ)よりも針葉樹(杉と桧)の方がカビの発生具合が少ないですが、針葉樹でも木材を乾燥させる時の温度によってカビの発生具合が変わっている点にも注目です^^

和室の天井は杉板を採用されています。
LDKの床方向と天井の方向を揃える事でパースが効き、
空間の連続性も高まります。

陽の樹の家の2階は吊天井を選択されており、
一部ロフトに繋がる勾配天井になっています。

今まで建物の端から端まで見通せていた所が見通せなくなり、
部屋の形が分かるようになりました。

何やら周囲の石膏ボードとは違う、グレーがかった色の下地ですね…。
乞うご期待です^^

これは一体…??

引き続き和室の造作です。
押入が出来上がっていますね^^
棟梁は和室丸窓用の障子の付鴨居・付敷居を取り付けています。
さてさて。
丸窓の障子は丸なのでしょうか?四角なのでしょうか?
後日お楽しみに♪

リビング-和室間の障子は3枚引込になっているので、
方立を建てたり敷居鴨居を先に取り付けたりと
なかなかの仕事量になりますが、各部綺麗に納めてくれています。

屋根の裏側が見えている状態と比べるとグググッと
天井が迫っているように見えます。
吊天井とする場合、勾配天井の場合と比較すると、
部屋の体積が減るため空調の効きは良くなります。
建築は取捨選択の連続ですが、メリットとデメリットをしっかり説明した上で
提案選択して頂けるように日々努力しております。

陽の樹の家ではタカラのレラージュを選択されています。
天井の穴には浴室乾燥暖房機が入ります。


床の全貌が見れるのは養生を上げてからになるのでお楽しみに!

写真はLDKの床で、杉の上小節~無節です。
杉には赤身と白太がありますが、棟梁が床板を1枚ずつ選って
白太の床板のみでLDKの床が構成されるように施工しています。


今回は中本造林の浮造り塗装2号の幅135mmです。
普段使っている150mmよりも幅が狭い物を採用したので、
必然的に釘の留付け間隔が狭くなり、
経年変化による焼き板の反りも抑えられます。

ラス板を取り付ける為に
2階外壁部分の胴縁は縦張りになっています。

また、外周部には胴縁を取り付けています。
1階部分は焼き板の縦張り仕上、2階はカラーモルタル塗り仕上なので
胴縁を張る方向が途中で変わっています。

この面が防水層になる為、穴は切れ目が無い様に慎重に張っています。

瓦は平板瓦です。瓦のラインが通り、
スッキリして綺麗な仕上がりになります。

断熱材のネオマフォームを張りました。
陽の樹の家もですが、弊社の物件では主に外断熱を採用しています。
この時期ですと、工事中の現場の中に入ると外気との温度差に驚きます。
後日温度を実測してレポートしたいと思います。

屋根にルーフィングを貼ってもらいました。

基本的に耐力壁には筋交いを使用していますが、必要な箇所には
構造用合板で耐力壁を構成しています。
写真はMクロスという商品で構造用合板の上に紙が貼ってあり、
この上に直接クロス等を施工出来ます。

写真はホールダウンという金物で、引抜力が大きく掛かる柱に取り付けます。

屋根パネルは野地板・垂木・断熱材・天井板をパネル化したものです。
事前に製作する事で、上棟の次の日には野地・天井張り工事まで完了します。
陽の樹の家では、使用する材木は高知県産の杉を採用されました。

雨に降られることもなく快適な上棟日和となりました。

その上から更にブルーシートで養生をしています。

棟上げの段取りが組めたので、
床下の先行配管、土台、基礎断熱、1階床合板を敷設しました。

各所、設計図通りの仕上がりになっています。


ポンプ車でコンクリートを入れ、既定の高さになるよう均等に押えています。

鉄筋が設計図通りの種類・形状・数量で組めているか確認しました。

地盤改良工事で荒れた箇所を整地し、基礎の形状に合わせて掘削、
シートを張ってから周囲に捨てコンクリートを打設しています。

地盤調査の結果に従い、建物の四隅や重要な箇所等の下に
支持地盤までコンクリートの柱を作り、建物が沈下しないようにします。

地盤改良前に地上げをし、改良体がしっかり施工出来るようにしています。

畑を囲っていたカイヅカイブキや納屋・カーポートを解体し、
畑を整地しています。
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